2007年05月20日
聞力寺
寺社の景観
聞力寺は東本願寺派のお寺です。
境内には、京都の伏見で寒天づくりを学んだ宮田半平の顕彰碑があります。宮田半平は、城山で寒天の試作し、その後高槻の寒天づくりは、隆盛を極めました。
寒天は、いまダイエット食品などで、すごく役立っています。
この神社には、昔高槻で盛んであった寒天づくりを必死で立ち上げた人、「宮田半平」の熱き想いがこめられています。
撮 影 日 平成19年2月7日
撮影場所 宮之川原元町(地図)
投 稿 者 文化財スタッフの会 散策部会
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Posted by 高槻市
at 00:35
│Comments(3)
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紹介されている「寒天づくり」ですが、つい100年前まで、高槻市内の原・塚脇地区は国内屈指の生産量を誇り、海外にまで知られた「寒天の里」だったそうです。
盛んだったのは、大きく3つあるようです。
①製造に適した冬の寒さ
②テングサを煮溶かすのに必要な薪や炭が豊富
③淀川の水運が利用できたこと
今では、田能地区で2件ほどが、残っているそうです。
トコロテンが大好きな僕としては、残念です。
高槻市発 大王の国から 「寒天づくり」
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi/daiou/11.html
高槻の寒天づくりの営みを伝えるこのような神社は、すごく貴重だと思います。小学生とかでも勉強になるし、地域の歴史をしるきっかけになると思います。
で、ふじいさんが「聞力寺」に何か深い意味がありそうな?とおっしゃっている点ですが、おそらく「聞力寺」というのは、仏教の「六神通」からきていて、「天耳通」という「人の聞こえない声なきこえを聞くという能力を修行によって獲得すること」を教えているお寺だと思うのです。(ちがっていたらすみません)
【参考:六神通】
(1)神足通:欲する所に自由に出現できる能力
(2)天眼通:自他の未来の在り方を予知する能力
(3)天耳通:普通の人の聞こえない音を聞く能力
(4)他心通:他人の心を知る能力
(5)宿命通:自他の過去世の在り方を知る能力
(6)漏尽通:煩悩を取り去り、世界と人生の真理を悟る能力
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%85%AD%E7%A5%9E%E9%80%9A&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=20621319681800
勉強になりました。
ちょっとしたことも歴史を知ると面白いですね。