2008年06月18日
「あたたかな田んぼ」(里山日記1)
農地里山の景観
♪人間の学校は 里の中~・・・
里山に、子供たちがやって来た。
いよいよ田植えだ。
早朝から地元のみなさんが田んぼに縄を張ったり、テントを張ったりと、ご協力くださっていて、田んぼのまわりから見守ってくださっている。
そんな、あたたかなお気持ちに包まれた田んぼ。
おそるおそる足を入れる子供たち。
最初はおっかなびっくり。
だけど、すぐ田んぼと友だちになる。
あっちもこっちも、笑顔と歓声。
農家の方のお手本をまねて、苗を植えつけていく。
「子供たちは、田植えの経験といっしょに、今日のこの里山の風景を憶えていてくれるだろうか。
願わくば、この風景も、ずっと残っていてほしい」
田んぼのオーナーさんの静かな声に、心の中で何かが共鳴する。
(例えば、古い町並みを残したいという気持ちにも通じる。)
以前、田んぼの下準備に来た時には、はしゃぎまわっていた若いスタッフ。
今日は小さな子らを引率して、ちょっとお兄ちゃんの顔になっていたりする。
若い女性は、必ず小さな子を気遣い、手を引いている。
それを、少し離れて見守っていた大人たち。
それぞれが、この里山の田んぼに抱かれて、
何かを思い、感じ、そして、家に帰る。
この田んぼは、子供も、青年も、大人も、みんなを成長させてくれるのかもしれない。
若いスタッフは、前日夜遅くまで、準備にミーティングに買出しにと大忙しだったらしい。
今朝も早くから、がんばっている。
それもひっくるめて、きらきら、田んぼは美しく見えた。
この記事は「わくわくファーム☆田植え体験!!~木工クラフトDE遊ぼう!~」に参加させていただいて書きました。(詳しくは、わくわく探検隊のブログへどうぞ!)
撮 影 日 2008年6月1日
撮影 場所 原(原地区の田んぼ)(地図)
投 稿 者 岩崎卓宏
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Posted by 高槻市
at 08:36
│Comments(3)
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ちょっと前に畑中さんとこで人生初の田植えをしたんですけど、いやー楽しかった!仕事の疲れが吹っ飛びました。
教育にいいというのがよくわかりました。自然とのふれあい、食べ物の大切さ、人とのふれあい。子供たちは無意識に里山の背景を感じ取ったはず。
景観は視覚だけでなく、5感で感じるものやね。土のにおい、太陽の暖かさ、鳥のさえずり…。
米は、その字が示すように八十八の手が掛かる。と教えられました。出来ることなら、子供たちに草取り(除草と分けつ促進)や追肥、稗抜き、水抜きや水張りも体験もさせてほしいですね。
それは無理としても、稲の花は見せてやってほしい。雌雄が同じ株に咲いている様子。そこから、何故、稲は畦一つ隔てて「うるち米」と「もち米」が混ざらないか。そして、同じ銘柄を毎年栽培して連作障害はないのか。そこから水稲(すいとう)と陸稲(りくとう)の違いなど。収穫まで興味が絶えないよう指導してほしい。と思いました。
ひらおさん
やはり、人間、土に接しなければいかんということでしょうか。
田んぼからは、いろんなことが伝わってきますよね。
まだまだ奥が深いので、これからも子供たちに負けず?学びたいです。
せいろうさん
お話の中に、すでに私の知らないことがありました。
いつも思うのですが、ブログ記事やコメントの中にも、若い世代が知らないことを入れてくださっています。
有難い授業とかだと眠くなりますが、このようにポイントをうまくついてお話くださると、
妙にすんなり耳に入ります。
ありがとうございます。