2008年04月09日
原の蛇祭り(綱組み)
農地里山の景観

↑原地区・下條(しもんじょ)の広場で、5日
高槻のええとこブログ企画編集チームは5日、原地区の八阪神社で開催される「蛇祭り(高槻市指定無形民俗文化財)」の綱組みを取材しました!
祭りは6日ですが、前日から綱組みをされています。いい天気に恵まれました。

里山「原地区」の会地は大きく4つ(下條、西條、中村、川東)に分かれ、蛇祭りは、毎年各会地の持ち回りで行われています。つまり、4年に一度、祭りの順番が回って来ます!
正式には「八阪神社春祭歩射神事 春季大祭(大蛇祭)」。蛇祭りはいつから始まったのかは調査中・・・ですが、少なくとも明治時代から始まっていると地元の方のお話。
当初は夜に行っていました。(ヘビは夜に動くからと上平さんの豆知識)
そして、原地区の北と南に分かれて綱引きをしていたそうです。

↑大蛇のもとになる「しんこ」を作っています
この「しんこ」は各世帯20束のわらを準備しました!収穫が終わったわらを、大事に保管されています。
昔から原地区全体が、稲作を大事にされてきたのでしょうね。
「祭になると地域がまとまるんじゃ」と地元の方。。まさに、このわらと同じく地区が結束しています。
「しんこ」を綱に押し込んでいきます。力のいる作業です。三つ網状に編んでいきます

↑大蛇の頭
最終的に、綱が巻き付いてるヒノキの丸太に大蛇を形どるそうです

この大蛇は地元の男衆が触れることを許されます。完成すると全長40メートルの大蛇になります。
撮 影 日 2008年4月6日
撮影 場所 原(地図)
投 稿 者 杉本真一&ええとこブログ原取材チーム
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Posted by 高槻市
at 13:28
│Comments(6)
この記事へのトラックバック
★〜 しもんじょの綱組み 〜★
ここは寒天で有名な原地区の下條(しもんじょ)です。
今日は わくわく探検隊 の「蛇祭り」見学ツアーに参加させて頂きました。
それは毎年4月の第一...
ここは寒天で有名な原地区の下條(しもんじょ)です。
今日は わくわく探検隊 の「蛇祭り」見学ツアーに参加させて頂きました。
それは毎年4月の第一...
大蛇祭前日の「綱組み」【kikoがスタート】at 2008年04月09日 18:37
この記事へのコメント
投稿者:ひらっぺ
綱の編み方、結び方などまさに無形文化財ですね。地元の自治会で祭りなどに参加した時にいつも感じています。
2008年04月09日 19:57
2008年04月09日 20:48
投稿者:ふじい
「へびまつり?」かと思ったら、「じゃまつり」って言うんですね。原地域には、このような祭があるのは、知りませんでした。
すごいですね。
田舎出身ですので、とても懐かしい感じがします。
最近の市街地では、地域間、世代間の連携が薄れているような気がします。
このように、子どもから、大人、お年寄りまで、地域皆が集まって、一緒になって、祝うところがとても素敵ですね。
2008年04月09日 20:58
投稿者:上ひら
私もこの「綱組み」の様子を見させていただきましたが、今年の担当されてる、下條の広場で多くの人が、淡々と縄を編んで、すごい大きな蛇が出来上がっていきました。あと、蛇は、長いあいだ餌を食べなくても生きれるの生命力を持ってること、、ネズミなどの害獣を食べてくれるし、脱皮して、卵もたくさん産むヘビは、豊穣と多産の象徴だったそうです。
そして、注連縄(しめなわ)・鏡餅(かがみもち)・案山子(かかし)なども実は蛇の象徴物なんだそうです。
(参考)蛇信仰をもう少し考えたい人は、ぜひどうぞ↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~monadon/books127.htm
2008年04月09日 22:27
投稿者:ひらお
20年以上高槻に住んでいるのに蛇祭りを知りませんでした。恥ずかしいかぎりです。僕は先月まで、駅周辺をうろうろ飲み歩いているだけの薄っぺらい高槻人でした。この「ええとこブログ」が景観に対する視野が広げ、価値観を変えました。
守りたい景観を無意識に探してます。
車の運転がおそくなりました。赤信号があまり苦痛でなくなりました。そんな感覚の人増やしたいです。
網組みの様子がよくわかる写真ありがとうございます。
上ひらさんの知識を深める補足解説もありがたいです。
2008年04月10日 00:28
投稿者:せいろう
ユニークな蛇祭りの準備状況がよく分かりました。豊作をこのようなかたちで占い、祈願するお祭りが続いていることに、原地区の偉大さを感じます。私は機械化される前の稲作を体験していますので、長い藁の確保の大変さについ思いが走ります。
今では機械で刈るでしょうけれど、稲架掛けは面倒な作業です。いったいどれくらいの藁をつかうのでしょう。
昔は藁を大切に利用しました。縄や筵だけでなく、芯(稲穂のついている茎)を抜いて集め、売ったものです。光沢があり、堅く強い芯で箒など作ったのでしょう。
藁だと二束三文ですが、芯は割合高く買ってくれたように記憶しています。
秋には、蛇祭り用の稲架掛け風景を見にいきたいと思いました。
ストーリーのある写真、ありがとうございました。
2008年04月10日 04:29
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