2007年09月18日
やまとまちが接するところ
歴史が偲ばれる景観

ふしぎだ。市街地から5分も歩けば、そこは、山。
未舗装の土、竹林、深い樹々、寺へつづく石段、山門、田畑、古い民家。
細い小径は、上り下り、曲がりくねり、その度に景が変わる。しづかなのに、表情ゆたかな里。

平安の歌人も歩いたであろうか。歩き進むのが、たのしい。
これ以上、やまがまちに侵食されれば、このたのしみも無くなる。今がぎりぎりかもしれない。
撮 影 日 07.8.17.
撮影場所 古曽部町あたり(地図)
投 稿 者 岩崎卓宏
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Posted by 高槻市
at 07:30
│Comments(6)
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また、JR高槻駅から北側を望むと、上宮天満宮の緑あふれる景色が見ることができます。
こういった、駅から近い=中心市街地に近いところの緑が充実しているのも、高槻のひとつの特徴ですね。
ずっと高槻に暮らしている人にとってはそれが当たり前になって、逆に気がつきにくいかもしれません。
自分が生まれ育った町を出たり、外から来る人の話を聞いたりして、初めて自分が暮らしてきた町の良さを知ることもあるんだなと思います。
も驚いたのを覚えています。
高槻市は今年「高槻・とかいなか創生特区(通称:どぶろく
特区)」として特区に認定されました。
これは都会のすぐ近くに山や里がある高槻だからこそ認
定していただけたのでしょうね。
岩崎さんがおっしゃるように「やまがまちに侵食され」ない
ためにももっともっと多くの人たちに高槻の山や森のよさを
知ってもらいたいですね。
あまり市民に知られていませんが、その昔、能因法師が活動された場所として、古墳も残っており、高槻市観光サイトにも紹介されています。
この前歩いた時、昔から残る細い道が迷路のようで、迷子になりそうでしたが、子どものようなの冒険心で、わくわくした気持ちになりました。
「伊勢姫と能因法師」
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/new/syoko/html/travel0007.html
京都と大阪の間にあるベットタウン、という印象がある高槻市なのに、あのお寺に入ったときに感じた清涼感と木々の緑が忘れられません。
歩みを楽しむ、それもまたこの町を知って好きになる一つの方法ですね。
いい写真だなぁ~と思います。それも駅から歩いてすぐのところに、こんなところがあるなんて。でも、どんどん侵食されていっているのも事実ですよね。
このように、北摂の山々に抱かれているのが高槻の魅力のひとつなのですが、このような「山に抱かれた風景」を人間が心地よく感じるのは、その場所が人間にとって、「生息適地」、要するに「人間が生きていくうえで格好の場所」っていう仮説があります(アップルトンの理論)。
背後を山に抱かれ、眺望が効く場所は、敵から背後をつかれる危険性もすくないし、見通しもいいので、えさも探しやすいし、敵も早く発見できる。
そういった、人間にとっての生息適地(=安全域)であることが、このように山に抱かれた景観を「いいな~」と人間が感じることにつながるっている。すごく納得の仮説だと思います。
そんな場所が高槻にはたくさんあります。v(^^)
(参考:生息適地としての景観)
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_14/no14_d01.html