2007年03月26日
ガードレールより効果ありそう
街路の景観

よく街中で見かけるのは、車が歩道に飛び込んだり、歩行者が横断しないように設置してある、ガードレールや鉄やアルミ製の防護柵など。
最近では国道など交通量の多いところで民家が張り付いている箇所には低騒音遮音壁という茶色や灰色アルミ製等の1m程度の壁が・・・・・。
確かに安全性を重視すると「強度」が必要なのでしょうが、気分的に「当てたくないな」、「守りたいな」と写真のような塀や植樹帯は、景観にも配慮するとともに、そのようなドライバーの心理的効果ってあるのではないでしょうか。
細い道で中央の白いラインを無くしたら車の運転手がスピードを出さなくなり事故が減った事例や、欧州では当たり前になっていますが自転車が歩道ではなくて車道を通行するようになり、自転車利用マナーの向上や自転車事故削減の効果が現われたなど、人間の心理や行動特性を上手く活用したいですね。
撮 影 日 07/3/3
撮影場所 八幡町(地図)
投 稿 者 高麗
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Posted by 高槻市
at 09:04
│Comments(6)
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http://www.city.takatsuki.osaka.jp/new/syoko/html/travel_spot/0068.html
高槻城は、西国街道からと、淀川からのアクセスを考えて、東側にメインの出入り口があったそうです。
そういったことから、このあたりは、このようなガードレールにしているのだと思います。
そのような地域の特性などに配慮した施設が、使う人に「特別な場所」という印象を与えるのではないでしょうか?
なおかつそれを目当てに市外からも人が来るようになれば、費用対効果の面でも言う事なしですね。
高槻は歴史のあるものや美しい景観が残っている方だと思いますので、フランスのパリのように景観を守りながら、その景観で多くの人を呼び込んで潤っていくような街になっていってくれればと思います。
市道ですか?
なんぼでしょうか?
整備にはお金がつきもの。
みんながもっとこういうことにお金を使おう!という雰囲気にしていかないとだめですね。
日本とはかなり違って、美しいと言われている、ヨーロッパの紹介をします。
ヨーロッパでは電柱がほとんどなく、電線などは地中に埋められています。また、ガードレールや信号は、かなり少ないようで、交差点は、以前にブログ記事にあった「ラウンドアバウト」形式が多いみたいです。
また郊外の山間部は、鉄やコンクリートの安全施設がなく、自然とうまく共生している風景を見ることができます。
ちょっと話がそれますが、環境に悪いということで、車のエアコンに非常に高い税金がかけられており、タクシー以外の車には基本的についていません。
ここまでいくと、「すごい」の一言です。
ヨーロッパの人々にとって環境保全とは、自然環境を保護するだけでなく、親しみ、共生するという基本理念を持ち、その共通認識の下で、安全で快適な環境を創り出すということに重点を置いているんですね。
「ラウンドアバウト」
http://takatsuki.osakazine.net/e21706.html
ガードレールは一般的に金属製で白く塗られていることが多いですが、景観への配慮や間伐材の有効活用を目的とした木製のものや、地方によっては、黄色(山口県)や緑(東京都の一部)に塗られているものもあるようです。
「日本一の観光地と高槻は違う」という言い訳をよく聞きますが、行政施策は観光業者のためだけのものではありません。高槻には用材になる木が余っていて、間伐材利用を進める団体が頑張っていることはこのブログで紹介されました。
ガードレールをどうするかは一般市民に見えないところで決まっています。見えないところに居る方は、ガードレール老朽化の際にご検討いただければ幸いです。