2007年03月07日
神宮寺
寺社の景観
車道から細い道に少し入って高台になった所に、田能地区の守り仏である神宮寺があります。
樫船神社の宮寺で、もともとは、近くにあるゴルフ場の敷地内にありましたが、ゴルフ場ができるときにこの場所に移転されました。
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神宮寺では、神仏混合の時代の名残で、神主とお坊さんが二人で八日薬師の行事を行っていたこともありました。
一見すると神社のようには見えないような感じですが、中には市の有形文化財に指定されている大日如来坐像が奉られています。
●散策部会 遺跡散策資料
○樫船神社神宮寺のあゆみ
○神宮寺
撮 影 日 平成19年2月7日
撮影場所 田能(地図)
投 稿 者 文化財スタッフの会 散策部会
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Posted by 高槻市
at 09:41
│Comments(2)
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神宮寺というのは、かつて、神は仏の仮の姿であるという神仏習合思想が生まれた時代に、神社を運営していた寺院のことだそうです。
明治に入って神仏分離令が出され、なくなっていったところも多かったようです。
それぞれの時代にいろんな考えがあって、そういった歴史を経てこの寺も残っているんですね。
しかし、檀家を持たない神宮寺は、明治以降、大半が神社に転向したり、取り壊されてしまったらしいです。
この樫田の神宮寺も檀家を持たずに経済的に苦しかったようです。
でもここに守られている。それも、高槻カントリーができて移転しても守られている。村の人、地域の人が懸命に守られてきた歴史があることを教えていただいたと思います。
参考:神宮寺(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%AF%BA