2009年02月17日
花凛と色に香に冴え
寺社の景観

この時節、乾性寺に早春の便りを尋ねるのが近年のならわしになっています。今年も老妻と孫娘を伴って出かけました。
大きな老梅の枝という枝に紅色の大きなつぼみがびっしり着いており、ここに一輪、あそこに一輪と高雅な花が数輪開いていました。

似たようなありさまを堀口大学が「慶雲館即事」に次のように詠っています。
「 ぼくも ぼくの詩も
長浜の盆梅でありたい
年古り 幹枯れ朽ち
花凛と 色に香に冴え」
乾性寺の前庭を《天然の大盆》にして、ゆかしい老梅は「今年も―――老いて益々すこやかに!」と気品たかく告げています。
撮 影 日 2009年2月14日
撮影 場所 天神町1丁目(乾性寺前庭)(地図)
投 稿 者 小松康男
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Posted by 高槻市
at 08:42
│Comments(4)
この記事へのトラックバック
よいお天気で暖かいので真上町の梅が一斉に咲き始めました。
白梅【「撮っておき高槻」】at 2009年02月17日 12:44
高槻の上宮天満宮に梅を撮りに行ってきたのですが・・・。
もう散りかけというか。
近所の城跡公園はまだ咲いていないのに、上宮天満宮の梅は散ってました。種類が違うのかなぁ?
もう散りかけというか。
近所の城跡公園はまだ咲いていないのに、上宮天満宮の梅は散ってました。種類が違うのかなぁ?
梅とメジロ【さくら日和(フォーサーズお気楽散歩道)】at 2009年03月01日 23:48
この記事へのコメント
投稿者:上ひら
乾性寺の梅、ほんと素敵ですね。満開のときが楽しみです。で、すこし、この梅を調べますと、この乾性寺の梅は、樹齢360年!といわれているそうです。おそらくですが、すくなくとも!小松さんの5~6倍以上は平気で生きてますね。。(笑)
また、この老梅は、元禄4年にこの寺を勧請した高槻城主永井近江守のお手植えと伝えられており、高槻の古木に指定されているようです。住職のお話によると、木が古いだけではなく、八重咲きの花が串刺しの団子のように枝にびっしりつくのが特徴だそうですよ。(参考:むかごの高槻:http://mukago.osakazine.net/e28654.html)
あと、このあたりは、天神さんの梅に、乾性寺の老梅・・。梅の名所ですね。そして、駅前の西武百貨店のあたりは「白梅町」っていう地名もありますよね。梅にゆかりの土地柄なのかもしれません。なので、JRの北で再開発をするときに、「湯島の白梅」がバックミュージックで流れる、「白梅ロード」なんかができたらうれしいなぁ~とおもっちゃいました。。。
2009年02月17日 09:41
投稿者:Sera
小松康男さん、梅情報をありがとうございます。乾性寺の梅を修復するのに大変な費用がかかったと伺いました。
そして元気を取り戻した高槻の古木、見ないともったいないですね。
花期はちょっと遅いので3月に入ってからでもきれいだと思います。
山の中にひっそりと咲いている八重の梅、久し振りに今年は見に行きたいです。
トラックバックさせていただきました。
2009年02月17日 12:54
投稿者:佐藤純一
小松様早速「高槻のええとこブログ」拝見させて頂きました。
昨年に乾性寺をご紹介していただき、この梅を観にいきました。時期が早かったため、2~3分咲きでした。
今年は今週・来週中にも行きたいと思っていました。
時間を作り必ず鑑賞に出かけたいと思います。
2009年02月17日 15:33
投稿者:岩田重義
先日はご来廊くださり、まことに有難うございました。ギャラリーの方よりご伝言頂きました。
インターネットやメールなどコンピューター全般を苦手としておりますので、
こちらからのお返事で失礼致します。
乾性寺には、来年の梅の頃に行ってみようと思います。
ご案内に与り、ありがとうございました。
2016年06月03日 14:52
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