2006年09月22日
覚悟の流線形
農地里山の景観

丘のような淀川堤防中腹に宅盤があり、寺や家屋が並んでいる。
堤防に貼り付くような線形の集落です。
下から見上げると、砦のような独特の景を成しています。
いかにこの地が水とたたかい、そして、共に生きてきたか、集落の配置と盤高からも、それが伝わってくるようです。
淀川から離れるのではなく、貼り付いて住まう姿は、川に対する人々の決意そのもの。
あっさり圧倒されました。
撮 影 日 06.9.17
撮影場所 前島1丁目辺り(地図)
投 稿 者 岩崎卓宏
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Posted by 高槻市
at 15:55
│Comments(6)
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そういった、自然と人間の関係の本質からくる緊張感、そして、逆にその自然に恵みを受けて調和している景観。
その両面をことを感じることのできる写真だと思いました。
緊張と調和、ですね。背反するようで、実はつながっているようです。
松本さん
おっしゃるとおり、明確なデザイナーがいないのに、調和のとれた景色というものをよく目にします。
立地条件・環境になじむように作られたものには潜在的なルールがあり、それが美しいのかもしれません。
昔読んだバーナード・ルドルフスキーの「建築家なしの建築」という本を思い出しました。
集落に関する本もいろいろあるようですね。
その本は読んだことないので、今度見てみます。
どなたかご存じの方がおられたら教えていただけませんか。
この写真とは関係ないのですが、場所が近いかと思って投稿しました。