2008年04月24日
三島江のレンゲの里物語(パートわん・わん)
農地里山の景観

↑kikoさん撮影♪~
レンゲの里では入園料などを一切とらずに、地域の方のために心地よい空間を提供しています。
「当初は入園料をとってはどうか?」
「レンゲを売ったらよいのでは?」
という意見もあったそうですが、吉川さんは断じてしなかったそうです。
これには深い理由があります。
ひとつは、地域の支えあいの仕組みづくりを作るためです。
昔から地域で支えあってきた村の暮らしも、近代化の中でだんだん希薄化してきました。
そこで、レンゲを植えたり、お祭りをしたり、村の維持管理をみんなでする仕組みをつくることで、日頃からお互いに助け合う関係を作ろうとしたそうです。
そしてもう一つは、いろんな人が地域に来てくれるようにするためです。
レンゲの取り組みを行うことで、地域にいろいろな人が集まってきて、いろいろな知恵を貸してくれるようになったそうです。
吉川さんは、「地域は花と同じ」と言っておられました。
花は種を作るために受粉をしなければなりませんが、それには虫や鳥などの力を借りなければなりません。そのため虫や鳥がやってくるように、きれいな色や、良い匂いを出すために、花や植物は長い時間をかけて進化をしてきました。
同じように、レンゲの取り組みによって、地域にもいろいろな人が集まって、いろいろな知恵を貸してくれるようになったそうです。
そして吉川さんは、これからも長い時間をかけて進化(工夫)をしていきたいと思っているとのことでした。
広くみなさんに心地よいレンゲの広がる景観を提供するだけでなく、取り組みを通じで地域の力を保とうという吉川さんの強い思いを感じることができました。
撮 影 日 2008年4月15日
撮影 場所 三島江3丁目(地図)
投 稿 者 松本邦彦&ええとこブログレンゲ取材部隊
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Posted by 高槻市
at 12:27
│Comments(9)
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みんなで助け合って、生きて行こう・・・
現代社会では、なかなか見られない取り組みですね。
自己中心的な人が多い世の中ですが、このように地域のコミュニティーがしっかりしている所は、お互いを大切に思い、結果的に、良い景観が形成されているような気がします。
出すぎず、目立たず・・・
何かしようと考えられるのは、やはり思いがあるのですね。
何も知らずにレンゲ畑を楽しむのとこうして取材されてレンゲの花を見るのとでは
感じるものが違いますね。それだけでもブログを拝見できて良かったと思います。
ただ、目に入る景色を見るのと、その景色ができた背景を知ってから見るのとでは、全く見え方も感じ方も違います。
感謝!感謝!ですね。
地域から薄れているのですね
立派です!
お人柄ももちろんですが、長期に渡って地道な活動を積み重ねてこられた、その迫力というか説得力がすごいんですよね。
これまでの様々なご苦労をされたお話を伺いました。吉川さんのエネルギーは、地域に対する愛着、それがやはり、最大の源になっていると感じました。
大事なものを見失いそうになったとき、また吉川さんのお話を聞いて、元気を分けていただきたいなぁ・・・
「今の人はすぐに役所に頼ろうとする。そんなんでは駄目で、町内のことは町内でやるというご奉公の心が大事や」という旨のお話を聞き、自分がいかに愛郷心が希薄か反省しました。
吉川さんのお話は殆どの若者にとっては世界観を揺さぶるくらいのものではないかと思います。
レンゲの花にしても自然に咲いたのではなく、多くの人の苦労があって花をが咲いたものと思います。
月1回三箇牧公民館に行きますが5月10日頃はまだ見られるでしょうか。
地域の更なる進化(工夫)を心より願っています。
野に咲くレンゲ草の方がいい~♪」
僕が大好きな長渕剛の「hold your last chance」
という歌です。レンゲと聞いてこの歌がすぐ浮かびました。ぜひ聴いてほしいい一曲です。
実はこの写真を見るまで、レンゲがどんな花か知りませんでした。一面に咲いてるとほんとにきれいな花ですね。至った経過を知るとさらに美しく見えます。
レンゲのような小さい花でもいっぱい集まれば美しく大きな花となります。
ブログの企画会議もみなさんは今バラのように華やかに活動していますが、どうか枯れないでください。
いつかレンゲの里のように小さな花(力)がいっぱい集まって、大きな花になるといいですね。
どんな小さな花も大事にしましょうね。