2007年03月14日
タイルのように地形に張りついた戸建住宅
市街地の景観

高槻北部を高い場所から見下ろしてみると、戸建住宅が、まるでタイルのようにびっしりと敷き詰められ、遠くまで続いてる。
いろんな色の屋根があるけれども、空から見下ろしたら何色に見えるんやろうか。
じーーっと見ていると、何かタイルがうねうねと波打っていることに気付く。
山と谷が入り組んだ地形に沿うように、住宅が建ち並んでる。
人工的に出来た住宅地であるけれども、こっそり自然(地形)が隠れて見える。
撮 影 日 2005/4/29
撮影場所 清水台2丁目(1丁目から登っていく途中の坂)(地図)
投 稿 者 松本邦彦
↓ランキングに参加してます☆是非一日ワンクリックお願いします♪m(__)m

Posted by 高槻市
at 09:18
│Comments(8)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
同じ色でも、目立つものとそうでないものがありますよね。
色の表現には様々ありますが、色相・彩度・明度の3要素で表現するマンセル表色系がよく使われます。
色相だけでなく、周囲と調和する彩度や明度といったことも考えないといけないですよね。
阪神淡路大震災のあとのビニールシートをかぶせたような色ですよね。。。
また、高槻の丘陵部の地層は、「大阪層群」といって、砂・礫・粘土の互層で、粘土といっても十分過圧密な、硬い地面らしいです。
http://www.geo-yokoi.co.jp/Onsen/OhsakaGp/OhsakaGP04.htm
硬い地層だから地形をなるべく利用して宅地を造成したんだと思います。
水が上から下に流れるように、
宅地開発(造成)も、その摂理に従う、ということかと思いました。
(技術的にも理にかなっています。)
まちづくりも、無理はいけませんよね。
顔(景観)に表れます。
青い屋根、で思い出しましたが、公園墓地の安満宮山古墳から見下ろしたとき、そこからも青い屋根が多いのに気がつきました。
高槻が急速に宅地化された時代によく使われた屋根の色なんでしょうか。
殺風景な景色と思われるかもしれませんが、生まれ育ってきた地域の風景なので、そんなに違和感は感じないです。
真上から都市を見る・・・陸の離れ小島のように、点在している住宅地。
都市の拡大期の名残として、数十年後には逆に貴重なモノになっているかもしれませんね。
http://tenjijou.spitz8823.com/kenzai02-03.htm
また、昭和40年代には青緑色の釉薬瓦が流行しましたが、以降はいぶし瓦の色彩を模した 「いぶし瓦化」の方向にあり、全国的に銀黒色、いぶし銀色、また光沢の点では艶消しが隆盛らしいです。
http://www.kawarayane.com/gekitan/roof-style/0006.htm
この写真に、青い屋根が目立つのは、かね子さんおっしゃるとおり、昭和40年代に建ったおうちがおおいからなのでしょうね。
瓦の屋根は重いので、最近の軽い屋根の方が安定感はあるのかもしれませんが、瓦の産地では、その地域特有の瓦の色で家々の屋根の色彩が自然に揃っていて、落ち着いた町並みを作っている気がします。