2008年08月13日
高槻の奥座敷 川久保渓谷
河川・水辺の景観

川久保渓谷は、別名美女谷とも呼ばれます。
渓流沿いの木陰の道は、冷気が流れ真夏でも暑さ知らずです。

この渓は林野庁選定の「水源の森」百選に選ばれています。
このきれいな水を利用できるのは、高槻では百人ほどの川久保地区の住民だけ。
もっぱら恩恵を受けるのは下流の島本町民とはもったいない話。
撮 影 日 2008年8月
撮影 場所 川久保(川久保水源の森)(地図)
投 稿 者 むかご
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Posted by 高槻市
at 08:26
│Comments(9)
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そして、川久保に全国的に有名な「水源の森百選」があるなんて知りませんでした。
また、選定された「水源の森」は、いずれも昔から水を得るために森林を守り育てきたところが選ばれているそうです。
以前、樫田の方にお話を聞いたとき、「川を見ればその後背にある森がどれだけ手入れされているかわかる!」とおっしゃっていました。
森が綺麗に手入れされていると、水も綺麗で流量も安定するそうです。
綺麗な水や渓谷も、人の手がかかっているんだな~って驚いたことを覚えています。
ぜひ、この川久保でどんな取り組みをされているか、知りたくなりました。
毎年秋には、高槻市生涯教育センター主催の自然環境ふれあい講座の中での野外講座のフィールドにもなっています。
ぜひ一度歩いてみてください。
というのも24日の「たかつき里山合宿」で、子どもたちと探検にいきます♪
案内人は「NPO森のプラットホーム高槻」の小柿さん。
子どもたちに日頃触れることのない「高槻の自然」を探しに行ってきま~す!!
先日、川久保渓谷を登って大杉まで行ってきました。
写真のようなきれいな渓流がまだ残っていますが、これがいつまで続くのか危惧してきました。
高槻の森林は手を加えられた人工林が比較的少ないようですが、この川久保渓谷付近は両岸が植林されており、「水源の森 百選」に選ばれた、平成7年当時までは森林の手入れも十分なされていたと思われますが、残念ながら、最近10年以上必要とされる手入れが十分行われていないのではないかと思われる状態です。
杉林や桧林の足元は暗く、雑草や低潅木は殆ど生えていない森林が大部分であり、表土の流出も激しいようで、表面まで岩肌が露出している場所が相当ありました。
近年多発しているゲリラ豪雨が川久保渓谷を襲ったときを想像すると、先年長野県であった洪水被害を思い起こさずにはいられませんでした。
近年の森林の荒廃は全国的な問題ですが、この高槻にも同様の危惧があるとは思いもよりませんでした。
森を歩かれる方は勿論ですが、少しでも多くの人が、現状の森林事情を見ていただき、その危険状態を理解していただければありがたいです。
日本のように傾斜地にある森林は、根元に草木が生えていない場合は、あらゆる面で欠陥を有している森林なのです。
川久保は、何度かいった事がありますが、写真のような場所をゆっくり見たことはありませんでした。
とてもきれいですね。
実は、高槻市は、面積の約50%が森林で、その森林の約50%は、人工林です。
人工林が多い故に、様々な問題から、森林の荒廃が危惧されていると思います。
高槻の景観の特徴である多くの森林について、色々考えさせられますね。
楽有さん同様に危惧を抱いている人は多いと思いますが、個人で対策できる話ではありません。
楽有さん、「杉林や桧林で、雑草や低潅木は殆ど生えていないく、表面まで岩肌が露出している場所」の写真、このブログで紹介してくれませんか。
森林が危ない! ことをもっともっと多くの人に知ってもらって、世論を高め、関係機関を動かしたいですね。
一番元の山が安全でなければ、川も、野も、町も、海も、危険にさらされているということですものね。
また、実は今週の日曜日、私もこの「百選の碑」のところにいってきました。すごく綺麗で冷たい水が流れていました。
で、森の管理が行き届いていないという、ご指摘の問題はほんとそのとおりだと思います。しかし、背景にはせいろうさんがご指摘のように、一人ではどうしようもない現実があるようにおもいます。
ちなみに高槻の森林は92%が私有林。ほとんど個人の持ち物です。そして、ご指摘のような森林の現実についてですが、以前、森を管理してらっしゃる方にお話をお聞きした方いわく、決して、荒らしたくて荒らしているのではないってこと。こころ苦しいと。。。
自分の先祖が大切にしていた山が荒廃しつつあるのは、すごく心苦しいが、ガスが整備されて薪もいらんし、山に入る必要性もなくなった。そして、林業では、生活が維持できないのです!とおっしゃっていました。
(つづく)
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/db/norinshinkou/visionkonwa2.htm
そこでは、高槻市の総面積のうち、なんと45%が森林であること(高槻は森に恵まれた街なんですよね)、そして、そのうち、人工林が51%という記述があります。
全国の森林の人工林比率が40%ちょっとということを考えれば、高槻は人里に近い森が多いので、人工林の比率が高い。いわば、脈々と先人が「人の手」、「手間」をかけて維持してきた「里山」たくさんあるということが言えると思います。
そして、そういった「人とのかかわり」が前提の「里山」は、人の手が入っているうちは綺麗ですが、手が入らないと荒廃して、特に人工林の場合、最悪は、過密な森林となり、国土保全、水の安定供給等の役割を十全に発揮できなくなってしまいます。
そして、別のサイトで、調べてみると、間伐を行っている面積(間伐実施面積)は、平成に入ってからもどんどん減っていって、平成2年で6割だったものが、たった5年後の平成6年には、10%以上下落して46%になっています。(最近のデータは見つけられなかったのですが、その後も激減?)
平成7年時点では「百選」にも選ばれて全国に冠たる「管理」が行われていた、川久保の森も、楽有さんがご指摘のとおり、いまはやはり情勢が変化しているように思います。
要因としては、「生活手段でなくなった(薪の利用)」、「人手不足」、「木材価格の下落⇒生計が成り立たない」、「不在村者の所有する森林の増加(都市への人口流入)」などが上げられています。どれも、一人のちからではどうしようもありません。
せいろうさんがおっしゃるように、こういった「危機」をこのブログなどを通じてもっと多くの人に知ってもらって、世論を高めることは一歩として大切だと思います。楽有さんのそういったお気持ちでのコメント本当に感謝しています。ありがとうございました。
最近集中豪雨が多いので、せいろうさんのご心配も人事ではありません。
被害が出る前になるべく早く対策をお願いしたいですね。
と言っても難しい問題で・・・この記事がきっかけとなったら「ええとこブログ」は
素晴らしいと思います。