2012年09月07日
鵜殿に咲く”思ひ草”
河川・水辺の景観
鵜殿のヨシ原、オギ原の根元にナンバンギセル(ハマウツボ科)が、首をかしげた愛嬌のある形の花を咲かせています。
葉緑素を持たない寄生植物で、ヨシ、オギ、ススキなどの根元によく寄生します。
萬葉集巻十の2270「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらになど物か思はむ」の思い草はこのナンバンギセルとされています。
鵜殿に咲くナンバンギセル
鵜殿のナンバンギセルはヨシやオギの根元に咲く
自然を守るボランティアが今日も鵜殿を巡回する
ユネスコの無形文化遺産「雅楽」の篳篥の葦舌(リード)には、ここ鵜殿のヨシが古来最適とされ、今もこれに代わるものがないといわれています。
鵜殿のヨシ原を横断する形で新名神高速道路の計画が進んでいるということで、現在”SAVE THE 鵜殿ヨシ原”の名で、計画見直しの請願署名運動が展開されていると聞きます。
開発と自然保護、身近にある難しい問題です。
撮 影 日 2012年9月6日
撮 影 場 所 鵜殿河川敷(地図)
投 稿 者 むかご
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Posted by 高槻市
at 10:00
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