芥川洪水と殉難碑
↑増水した阿久刀神社付近の芥川(1983年撮影)
目下台風シーズンですが、今年は襲来なく過ぎるのでしょうか。
芥川は昭和10年と28年、42年に決壊しています。昭和10年6月28日から29日にかけての豪雨は未曾有のもので、1時間に100mmを越える大雨であったといわれます。
29日未明の午前2時、
阿久刀神社東の堤は、今にも決壊するという寸前に至り、寺の鐘や半鐘が一斉に打ち鳴らされ、カネボウ(現JT)の汽笛が轟々と鳴り響き、想像を絶する緊迫感が住民を襲いました。(清福寺町太田晴己氏著書より)
消防団の対応ではこと足りず、陸軍工兵第4大隊に出動を要請、1個小隊が応援に駆けつけ、「木流し工法」による護岸作業中、もみじの木に上っていた兵は楓の木もろともに濁流にのまれ、行方不明になったのです。
その殉職された上等兵北野小一郎さんの慰霊顕彰碑が真上門前橋を少し南に下がった桜堤に建てられています。
建立者は当時の高槻町長磯村弥右衛門氏、今ではこの慰霊碑に気づかず通り過ぎる人は多いようです。
撮 影 日 2009年9月21日
撮影 場所 清福寺町(
地図)
投 稿 者
古藤幸雄
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