昔の寒天製造風景その2
釜の焚き口です。この頃は重油で焚いていましたが、本来は火力の強い松の薪を使っていました。薪が手に入らなくなったのです。
煮汁が寒天の船で凝固され、簀の子の上に干される時を待ちます。
↑西之川原の寒天干しの様子
田んぼ一面に干された寒天です。製造業者が一番気にかけるのは、 干された後の夜の気温です。
絶対に0度以下に下がり、凍てつくのが一番の条件です。凍てついたまま、翌日の太陽で水分を蒸発させるのです。
凍てなければ、みんな腐ってしまい、すべてを捨てることになります。
見事に乾燥し、出来上がった寒天が倉庫に収められます。箱に収納され,出荷されるのです。ここまでくるのに1ヶ月かかります。
てんぐさの搾りかすは、田んぼの肥やしになります。このだんごを崩して一面に撒かれます。その匂いのものすごいこと、ハンカチで鼻を押さえないととても臭くて近寄れません。
本来はそういう海藻から、すばらしい製品ができるのです。
撮 影 日 1983年
撮影 場所 原(
地図)
西之川原(
地図)
投 稿 者
古藤幸雄
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