哀しくて美しい話
慰霊塔と犠牲者の名前
74年前、昭和9年9月21日午前5時、四国室戸岬付近に上陸した台風(
室戸台風)は、8時ごろ最大風速60Mの猛烈な勢力で阪神地区に再上陸し、各地に甚大な被害をもたらしました。
中でも小学校の被害が大きく、180校、489棟の校舎が全半壊し、死者は教諭7名、用務員25名、小学生267名におよぶ未曾有の大惨事となりました。
高槻
芥川小学校でも校舎の一部損壊によって4年生5名が痛ましい犠牲となりました。その慰霊碑が校舎裏にあり、毎年命日に当時の同級生が集まり、慰霊碑の前で追悼の会を催してきました。
当時小4の皆さんはすでに83~84歳、年々集まる人も少なくなり会の継続も困難になってきています。このため犠牲者の弟御であるY氏が引き継いでお世話をすることになっているという話も聞きました。
また、このことは歴代の校長にも引継がれていて、今後もこの痛ましい遭難が風化することなく語り継がれてゆくものとおもわれます。
小学校跡碑
奇しくも芥川小学校は、いまのJTの地にあったものが、前年の昭和8年にこの場所に移転してきたばかりでした。
新しい校舎であったことが、教諭3名を含め33名の死者を出した
如是小学校に比べ少ない犠牲者でとどまったといえるかもしれません。(
室戸台風:如是小学校)
撮 影 日 2008年9月21日
撮影 場所 真上町1丁目(
芥川小学校)(
地図)
投 稿 者
むかご
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