高槻ジャズストリート2008見聞録

高槻市

2008年05月10日 12:14

   

高槻ジャズストリート2008に行ってきました。

ジャズのことはあまり知らないので、色んな会場をじっくり廻ったのは初めてだったのですが、ジャズだけのちょっと「専門的な」行事ではなく、フリーマーケットや屋台、能の公演など、総合的なおまつりになっていました。

スピッツなど、一般的な曲も少し演奏されており、ジャズファンの中には「ジャズの祭典やのに…」という向きもあるようですが、私のような「ジャズ」というだけで敬遠していた層には楽しめました。

自分の知っている旋律が聞こえるとイベント全体に親しみが湧くので、「おまけ」的にいろんな音楽もどんどん入れて欲しいと思いました。

 

そして今回野身神社能舞台で、ジャズの演奏と並んで能の公演(もちろん簡略化したもの)がありました。

外国人の観衆もかなりおられるなかで、東西の全く異なるものを並べて見るのは面白いと思いました。来年からも是非続けて欲しいところです。

 

ジャズスト名物の会場周回バス「パラダイス号」です。ジャズスト出演者がバスガイドに扮しライブも行うというもので、通勤・通学時のいつもの市バスとは違う非日常的な祝祭空間です。こんな粋なことができるのは「高槻のええとこ」かも。



ジャズストで出たごみは、来場者・運営ボランティアのものを問わず、全てエコブースで分別されます。

阪急前広場や公園など、ボランティアのテント付近にも観衆用のゴミ箱はなく、エコブース行きを徹底しているそうです。ペットボトルの飲みさしがボランティアのテント付近に散乱しているのが少し目に付いたのは残念。

ジャズストは意志さえあれば誰でも参加できるので、パンフレット配りを少し手伝いましたが、高校生のボランティアが、ジャズストの今年の運営費を捻出するためのTシャツを懸命に売っているのを見て、すごくええ勉強になるなと思いました。

京・大阪の間で埋没していた無個性な郊外住宅地・高槻を芸術の町にする試み「ジャズスト」のはじめの10年間は大成功だったのではないでしょうか。「よそから一時に大量に人が来るだけで高槻にジャズは根付いてへんやん」という市民もいますが、そんなこと言わずに、まずは来年から出かけてみてはいかがでしょうか。

撮 影 日  2008年5月3・4日
撮影 場所  野見町ほか(地図
投 稿 者  いわけん

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